実は私、10年位前ちょっとだけトライアルをかじったことがありまして、最初の愛車はTLM200だったのです。初めの年は、練習場に自走で行き、保安部品を外すのが面倒で面倒で。でも練習に飽きたら、5万図の、未知の点線道路をチェックすべく、林道に入って枝道探し。このころは楽しかったなあ。
でも保安部品を外す煩わしさや、TLMの走破力に不満が出て、その年の終わり頃トランポ買って、TYRのコンペに乗り換えました。初めは良かった。だって今まで行けなかったステアが行けるようになって。でも根っからの運動オンチ、すぐ壁にぶつかり、腕の向上がストップしてしまいました。とたんに練習や参戦が苦痛になりました。かといって、コンペマシンでは、枝道探しのようなオープンな楽しみ方は出来ないし。結局初めてから2年後、転勤して仲間がいなくなったのを機会にバイクを売り払い、昨年までバイクは乗ってませんでした。
へたくそな私に限らず、コンペをやっている人が、ポイントの上昇が止まってから一切トライアルを止めてしまう例が結構あります。とくにI.Bはライダーの墓場とか(私はビギナーからうっかり昇格したノービスが墓場だったりして)。コンペ参戦の原動力はやはり、もっとうまくなりたいという向上心ですから。
でも最近トライアルの面白さは、技術の向上だけじゃないんだということを感じるようになりました。バイクに乗れば、こんなとこでも来れるんだ!という、ドラえもんのどこでもドア的自由感(もちろん遊歩道、登山道等はだめですよ。あれは歩道ですから)、あるいは充実感。または幼い頃誰もが抱いていた冒険心を、ちょっとだけ満たされる快感等…。残念ながら出たことはありませんが、おそらくツートラの魅力もこんなところにあるのでしょうね。
だからと言うわけでもないのですが私は、ステアはちょっとぐらい練習しても、振りのテクは全く出来ないし、練習をしようともしません。だって、振らなくたって、足つきターンで走破出来れば満足ですから(テクのない口実だったりして)。この、トライアルと末長くつきあうために、コンペ以外の別の楽しみ、そう、トレックツーリングをお勧めします。
とはいっても、マナーのない連中がむやみやたらに遊歩道、登山道や私有地を荒らし回っては、自分の首を絞めるようなもの。ここ私の地元でも、国有林の植林地で、苗木をなぎ倒してのバイクのトレースの跡を見たり、また近くの国立公園内の登山道を集団で走り回るトライアル倶楽部があるらしいと、山仲間で問題になっているのを聞いたりすると、とても悲しくなります(私は実は山屋さんであったりもする。もっとも最近は山スキーとハイキング専門だが)。たしかに、どこまでは良くて、どこからはだめと言う判断基準は、人それぞれです。ここでどうこう議論する気は毛頭ありません。でも節度と常識をもって行動すれば、ナチュラリストや地元民との共存・共栄は可能だと信じています。
へたくそな私が、こんな偉そうな事を書いて、どうも済みません。
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