PAMPERAの整備日記

 順番としては、上に行くほど現在の話になりますので、ご面倒でもスクロールして下の方からお読みいただければ幸いです。
'99 11月上旬
     もうそろそろ朝夕はめっきり寒くなったが、それにもめげず夕張の山奥深くで新規ルートを開拓すべく、鋭意アタックツーリングに余念がない。水没にもめげず、このくそ寒い時期なのに、新たな沢の開拓までしてしまう始末。

     しかしちょっと寒いのを我慢さえすれば、この時期ほどアタックや開拓に最適な時期はない。なにせ下草が皆枯れ上がっているので、藪こぎせずにどこでも走れるのだ。例年この時期しか走れない廃道も数多くあるのだが、いかんせん最適期間が短すぎて残念。でもエンジン音はなんかちょっと変。寒いのでガスが薄くなったようだ。でも調節用のジェットは持ち合わせがないので、パイロットエアスクリューをちょっと締め込む。(焼き付くとしたら、もっと高開度で起こるだろうから、ほんの気休めにしかならないけど)

     取りあえずバイクの方には、先月の水没の後遺症はなさそうで、エンジンはきっちり回る。但しちゃんと一回オイル交換したのに、ちょっと走っただけでまたもオイルが白濁してしまった。湿気や水気が、ミッションケースのどこかに残っていたようだ。で、帰ってから再度オイル交換。

     こうも頻繁に沢を走っているため、リンクのベアリングが心配。と言う訳で、約3ヶ月半ぶりに、リンクアームだけちょこっとグリスアップ。4個のうち、一個に水が廻っていたが、まだ錆びる前であった。良かった良かった!。ほったらかして置いたらまた交換する羽目に合うところだった。


'99 10月中旬
     日高の練習やら準備で一ヶ月以上PAMPERAとはご無沙汰であったが、これからは根雪が積もるまで存分に、こいつに乗る予定。で、まだ回復しない左足ではあるが、夕張方面へ沢の開拓。で、軽く5kmは走れそうないい川を発見。その支流には、日高ほどハードではないが、感じが似ているガレ沢もあったりして、思わぬ収穫に喜ぶ。

     そんなこんなで調子に乗って走り過ぎ、本流の深みで遂に生まれて初めての水没を喰らってしまう。しかも、いつ熊が出てもおかしくない山奥で、バイクを押して回収するなど到底出来ない沢のど真ん中、そして単独走行中である。しかもバイクを捨ててトランポまで歩いても軽く1〜2時間程掛かると来たモンだ!。

     これは乗って帰るしかない。一瞬青くなったが、気を取り直して水抜きにかかる。幸い一通り装備を背負っていたのと、吸った水が清水だったのがせめてもの幸いであった。シートを外し、エアクリーナーボックスを確認すると、案の定水でタプンタプンであった。タンクを外しプラグを抜き、バイクを逆さにするが、面倒だったので排気管は外さなかった(後述するけど外してここの水も抜いた方がよい)。

     ギヤを入れリヤホイールを回すと、プラグ穴から勢い良く水が噴き出した。散々水抜きを行った後、バイクを戻してタンクを付け、スペアプラグに付け替えてキック。何回かのキックの後、ちょっとかかったがすぐエンスト。プラグを抜くと濡れている。そういえばキャブレターのドレンをするのを忘れていたっけ?。

     プラグを乾かし、キャブのドレンをし、チョークを引いて再始動をかけると、今度はかかった!。暖まって回転が安定してから良く絞ったエアクリーナーを付け、ようやく再発進出来た。取りあえずエンジンからは異音もしない。この間約小1時間。これでようやくなんとかなりそうだ。

     しばらくは極力おとなしく沢を下って一時帰還したあと、クランクケース内と排気系に入った水気を十分乾かすべく、その後2時間ほど乗るのを再開することとし(本当はその前にミッションオイルとエレメントを交換した方が良いのだが)、再び沢や作業道の開拓。そうこうしている内に小雨が降ってきたので帰る。でも帰りの林道ではマフラーから白い湯気がかなり立ち上っていた。やっぱり排気管も外して水抜きした方が良かったかな?。

     帰ってからミッションオイル交換。案の定白濁というか、汚れも手伝って、ネズミ色となっていた。エレメントも濡れていないスペアと交換。取りあえずはちょくちょく乗って、エンジン内を錆び付かすのだけは避けよう。


'99 8月中旬
     北海道ではここ連日真夏日が10日程続いている。なんと本州より暑いそうな。こんな天候ではとても藪こぎアタックに行く気もせず、夕張や厚真方面等、新たな沢の開拓に余念がない。これだけ暑いと衣服が濡れても全く気にならず、逆に涼しくて実に快適快適(水没はゴメンですが)。

     沢遊びはライダーにとっては快適だけど、バイクにとっては過酷なようで、乗って帰ってきたら、リヤホイールのベアリングが逝ってしまいました。グリス切れではなかったのだが、まあ3年持ったのだから(フロントは2年で交換)、よしとしよう。


'99 7月中旬
     暑い夏は水遊びが一番と言う訳で、トライアル初体験の札幌のtm乗りと(彼のTrバイクはTL125)一緒に、厚真の山中で沢の開拓。水深がせいぜい30cm程度の広い沢が延々と続いていて、なかなか面白い所でした。

     彼のリヤタイヤを、BSの硬いゴム質の純正タイヤから、拾ってきた廃品のミシュランラジアルに交換したところ、グリップの良さに驚いていました。

     私のPAMPERAは、リヤサスのリンクアームのベアリングが弱点なので(すぐ水が回って錆びる)、直前に4カ所グリスアップ。ここはバイクスタンドがあればタイヤを外さなくても分解出来るので、30分ちょっとで終わりました。

     PAMPERAを人に乗って貰うと、排気音がえらくパンパンと威勢がよい。自分で乗っている分には全く気にならなかったのだが。サイレンサーのウールももう限界かな?。


'99 7月上旬
     PAMPERAの内容ではないのですが、トラ系ネタなので、ここにアップしました。同じ町内在住のエンデューロの先輩がヤマハセローを持っていまして、これをこの度アタック仕様にしました。とは言ってもタイヤを替えただけですが。

     純正のトレールタイヤから、トライアルの先輩からただで貰ったお古のミシュランラジアル(角がなくなっただけで、ほぼ9.5分山)に履き替えました。当然後輪の外径が大きくなり、リアショックに当たるので、フロントスプロケを15丁から14丁に落としました。

     これで走って走れないことはないのですが、タイヤとショックのクリアランスはほぼゼロ。こりゃいかんと言う訳で、職場の独身寮に眠っている、XLRの不動車からチェーンをもぎとってちょっと詰め、セローのスネルカムをめいっぱい引っ張った状態までリヤアクスルを後ろに伸ばし、無事一件落着。

     これで近所にある鬼のつづれ折りの坂に一緒にアタックしました。さすがにフロント回りは重そうで、ひょいひょいと足つきフローティングターンを決めるとまでは行きませんが、でもちゃんと急坂を登って来ます。押しが入らなければあまり重さも感じないそう(但し一人で押しが入ると結構辛そう)。ウーム、セロー侮り難し!。これであと20kgちょっと軽量化すればPAMPERAとほぼ互角?。

     ついでに現行モデルのPAMPERAに乗っている皆さんも、タイヤをトライアルタイヤに履き替えましょう!。PAMPERAならチェーンをいじらなくてもクリアランスは大丈夫ですし、オープンエンデューロでも、公道可のタイヤ(井上IRCツーリスト等)であれば規約上問題ありません。またエアを0.6も入れておけば、コーナーで腰砕けになることもありませんので、この際騙されたと思って履いてみては?。

     濡れたマディーの登りや木の根っこ、濡れた丸太や岩には吸い付くようにグリップしますので、セローやPAMPERAのようなトレック系バイクとの相性は最高です。但しTLM220等に純正で付いてくるあのタイヤ(確かBS)、あれだけは使い物にならないのでやめましょう。ゴムがガチガチで絶対グリップしませんので。

    あとトライアルタイヤに履き替える事で起こるデメリットとしては、

    • 外周が大きくなるので、減速比がちょっとハイギヤードになる。
    • 転がり抵抗がちょっと大きいので、タイヤにパワーを喰われる。
    • ゴム質が柔らかいので、減りがちょっと早い。
    • コーナーリング特性が普通のタイヤとちょっと違うので、あまりかっとび派にはちょっと。
    などが挙げられまが、この点はご了承下さいませ。でもこのデメリットを補って余りあるこのグリップ、トレックには魅力的ですよー。

'99 6月下旬
     この日記を書き始めて、”そう言えば最後にPAMPERAのオイル交換したの何時だっけ?”と思い返したら、昨年来当分やっていないことを思い出した。と言うわけで、約半年ぶりのオイル交換(アブナイアブナイ)&1年ちょっとぶりの冷却水交換を行う。

'99 6月上旬
     リヤタイヤのミシュランラジアルのブロックが、文字通り五分山(6.5mm高)にまで減ってきたのだが、新品を買い換えるお金もなければ、新品タイヤを林道走行に使うのも勿体ない。というわけで、ブロックの側面をグラインダーで削って角を復活させた。但し1時間以上かかり、手がしびれた。

     お陰でネガティブ比も増えて、ブロック:溝の比率も1:1位までになった。

     ただでさえないブロック剛性がますます低下するので、人には勧められないけど、グリップは見事に新品並みに(?)復活。但しスピードオーバー厳禁(もとから出さないから関係ないか?)。


'99 5月下旬
     昨シーズン秋にFフォークオイルを取り替えたばかりなのに、春になって乗ったとたん、Fフォークのオイルシールが左右ともいかれてしまい、オイルだだもれ状態。北海道の冬の寒さで劣化したのかな?。だましだましここまで乗ってきたけど、取りあえず両方交換。自分でやろうと孤軍奮戦したが、オイルシールドライバーという専用工具なしだと、どうやっても古いシールが抜けなくて、結局行きつけのショップに駆け込む。

     ばらしついでに、リヤのリンク&スイングアームを分解してベアリングもグリスアップ。丸一年とちょっとノーメンテだったせいで、リンクのアームのベアリングが一つ逝っていた。どうしようももない状態だったので、カラーごと交換。(毎年一回はここがかならずいかれる。3ヶ月にいっぺん位の頻度でグリスアップしないとまずいかな?)

     スイングアームのベアリングの方は健在だった。しかしアンダーガードを思いっきりガンガンぶつける乗り方のせいか、転けるせいか、フレームのあっちこっちにゆがみが来ているらしく、シャフトが抜けなくて一苦労。フレームとエンジン、ガード等を固定している至る所のねじを緩め、やっと叩きだして抜くことが出来た。

     またまたついでに、エアクリーナーもお掃除。トライアル車はクリーナーボックスの容量が極端に少ないので、すぐに汚れてしまいます。頻繁に洗う必要があるので、少しでも手間がかからないように、スペアのフィルターを買って、取っ替え引っ替え使っています。


'99 4月中旬
     今年は根雪が融けるのが遅かったが、今年もいよいよPAMPERA始動開始。だいたい月1〜2回位の頻度で乗っている。春は例年このバイク、史上最強の山菜取りマシーンと化す。一般の人はおろか、オフロードバイクですら踏み入れ出来ない難所でも、平気で走れます。

'98 11月上旬
     根雪になるまでしつこくあっちこっちへアタックへ行く。さすがにこの頃になると気温も低く、混合気が薄くなってエンジンがカリカリ言いそうになるが、ジェット・ニードルを取り替えるのも面倒なので、あまり回さないでおとなしく乗る。その後根雪となり、乗りっぱなしのまま、冬眠状態に入る。

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