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KTMの整備日記

 順番としては、上に行くほど現在の話になりますので、ご面倒でもスクロールして下の方からお読みいただければ幸いです。
'99 11月下旬
     今年の北海道はなんか変。根雪がむちゃくちゃ遅い。この週末も最高気温が10度を越えるなど、先週乗り納めしたつもりだったが、これではまだまだバイクに乗れる(早くスキーしたいのもやまやまだけど)。

     この日は、HPで知り合ったまたべーさんに誘われて恵庭スペシャルコースなる所に連れていってもらう。なんとそこには、I.S.D.E.メダリストやら、バイク雑誌の編集長やらと、そうそうたる顔ぶれ。やはり皆さん相当に速く、全くついていけない私は皆さんの足を引っ張る結果となってしまい、大変申し訳有りませんでした。

     コースのほとんどがウッズのシングルトレールという、非常に濃いコースでしたが、さすが皆さん乗り慣れていらっしゃって、常にオールスタンディング。別にこの日の為と言うわけでもなかったけど、ハンドルをちょっと起こしておいて正解でした。

     翌朝起きたら、体中が痛かった。まだまだ修行が足りないなあ。


'99 11月中旬
     今年の北海道は根雪が遅い。昨年だともう栗山周辺は真っ白で走れず、早来方面へ遠征していたのだが、まだバンバン走れそうだ。で、今年KTMの乗り納めとばかりに、栗沢周辺の廃作業道へアタックしに行く事にした。

     しかしあいにくその日は午前中、雨また雨。午後になっていきなり晴れたので、急遽バイクに跨る。空は晴れたとはいえ、足下は当然まだグジュグジュ。下草が枯れ上がった絶好のアタックコンディションなのに、全くと言って良いほどグリップしない。結局バイクと人間の二つの泥団子をこさえて帰ってきた。

     実はこの日乗った理由はもう一つあって、先日ハンドルのセッティングをいじったからでもある。このバイクはそのままだと、メーターがバークランプに干渉しているため、ハンドルをフォークと平行線より前には起こせない状態であった。そのためスタンディング姿勢を取ると実にフォームが窮屈。おまけに腕にも負担がかかる。

     で、メーターをちょっと前方にオフセットして、ハンドルをちょっと前に起こしたところ、スタンディング姿勢がかなり取りやすくなって、取りあえず満足。ただ一方でシッティング姿勢だと、ちょっとハンドルが高くてフロントを抑え難くなり、気分はイージーライダー?(ちょっとオーバーか?)。ちょっとかっ飛ばす気にはならない。まあ私の場合、フラット林道では常に安全運転なので、大した実害はないようだけど。

     帰って来てからミッションオイル点検窓を見ても、オイルの白濁はもう発生していなかった。とにかくこれは往年の名車というか、走るお宝マシン。ゴム系パーツは特に、どこがいかれても不思議ではない。先週ちょっと白濁した時はは、遂にウオーターポンプのシールでも逝っちゃったかな?と心配していたので一安心。


'99 11月上旬
     先月の日高エンデューロでは、ヘッドガスケットブローによる無念のリタイヤ。その後部品が届かなかったりしてしばらく乗れない状態であったが、ようやく無事修理完了。この日約1ヶ月ぶりにKTMに火を入れる。

     あの時は冷却水がクランクケースにまで侵入して、リードバルブがべちゃべちゃになってしまうほどひどい状態であったが、その後の処置が良かったせいか(藤田さん、ありがとうございました)、心配だったクランクベアリング等、エンジン各部は異常なく、実に快調。下から上までストレスなくよく回る。これに気を良くして、眺めのいい、無線中継所のある山頂まで足を延ばして一気に駆け登る。で、帰路の途中案の定タンクがリザーブ。もうちょっとで、山中でガス欠をやらかすところであった。

     でも帰ってきたらミッションオイル点検窓から、若干オイルの白濁が見られたので、念のためオイル交換。ラジエータの水が減っている様子でもなく、オイルもさほど大した白濁ではなかったが、果たしてどこから湿気が入ったのかな?。


'99 9月中旬
     日高もあと半月と迫ってきた。で、保安部品の点検を行う。ヘッドライト、テールランプ、ストップランプいずれもOK。しかしウインカーも付かなければ、ホーンも鳴らない!。遂に、すぐ壊れることで前評判の高い、あのブラックボックスがいかれたか。しかしなしてこの時期に!。

     がっかりしていても始まらない。こういうこともあろうかと、前もって、部品取り用の中古KTM(6V仕様)から、ハーネス・レギュレーター等一式を確保してあったので、なんとかセーフ。しかしどこにどの配線がどういう風に結線されるかは、つないでみてのお楽しみ状態。ひたすらギボシと格闘することまる半日、どうにかこうにか保安部品の移植手術無事完了。もうちょっとで徹夜するところだった。

     それと前後して、フロントフォークのオイル交換。倒立サスの交換は初めてだったが、私でもなんとかなった。しかし左右で1リットル以上。純正オイルだとリッター4000円近く、結構な出費となる。でもたった3ヶ月で、”おいおい!”と言いたくなる程汚れていたので、これもしゃーないか?。


'99 9月上旬
     ここのところ、毎週末欠かさずに乗り込んでいるために、ミッションオイル交換&エアフィルター洗浄。一月も経っていないけど、オイルもかなり汚れていた。

'99 8月中旬
     何の気なしにリヤホイールをさわってみたら、ちょっとガタがあるのを発見。以前から店長に”このバイクは、ハブとベアリングとのクリアランスが大きくて、ベアリングがちょっとでも焼き付いたら、ハブとベアリングの間が回り、ハブが一発でだめになる”と脅されていたので、あわててリヤのホイールベアリング交換。これは簡単に自分で出来た。

     ベアリングを外す前に外側に付いている、アルミのカラーを内側から軽く叩き出して外したら、アルミカラーだけではなく、ベアリング本体ごとすっぽり取れた。確かにクリアランスが大きいと言うか、ゆるゆると言うか。

     ついでにミッションオイル交換&エアフィルター洗浄。


'99 8月上旬
     日高エンデューロ実行委員会から、今年の参加申し込み書が届いた。で、申し込みをする前に、参加させてもらえるかどうかがかかっている保安部品のチェック。とにかく旧車の場合は電装系には常に不安を抱えている。

     ウインカーやヘッドライトは問題なし。しかしテールランプ・ストップランプが全く付かない。玉を見たところ切れてないようだし、ハーネスの断線もない様子。しかし付かない。テスターの針もピクリともしない。あっちこっちのギボシをはぐってはCRCで接点を掃除したけど、それでもだめ。

     この車は、フロントカウルの裏側で配線がごちゃごちゃに入り組んでいるため、どこか一カ所がいかれても、部分補修は全く不可能。ブラックボックスを始めとして配線全部を国産部品に入れ替えるしか方法がない状態である。

     大会参加費&前後タイヤ代&電装系総入れ替え となるとさすがに予算が足りず、今年の参戦は無理か?と、半ばあきらめかけたが、念のためテールランプの玉を入れ替えたら、ちゃんと付いた!。ストップも付く!。当たり前の事がとても嬉しかった。

     これでなんとか車検は通りそうだと言う訳で、仮申込書を無事郵送出来る事と相成りました。それまで壊れるなよ!電装系。


'99 7月下旬
     やはり私にはアベレージスピードの遅いアタック系の方が合っているなあと言う訳で、先輩方と恵庭でアタックツーリング。ただここは札幌から沢山走りにくるせいで、急なヒルクライムはあっちこっちで、ひどいV字渓谷だらけ。このままでは走れる登りがなくなってしまうなあ。

     この日は日中30度近くまで上がり、1.5リットル持っていった水をツーリング途中に飲み干してしまいました。ガスはやはり濃い目だったので、パイロットエアスクリューをもう0.25回転開けて(トータル2回転戻し)、ちょっと改善。

     帰ってから、KTM乗りの先輩から教えて貰った湿気対策を実施。ジェネレーターのカバーを開けて、湿気取り&CRC塗布をしました。

     ついでにこのバイクを買って初めてのブレーキフルード交換。さほど汚れていなかったので、前のオーナーもこまめに取り替えていたのかな。


'99 7月中旬
     先輩方に連れられて、由仁町の山深い所で、かっとびライディング。当然私は最後尾なので埃が凄く、帰ったらたった一日としては未だかつてないほど、エアフィルターが汚れていた。当然洗浄。

     この日の日中は30度位ありそうなとても暑い日であったので、先週かなり薄目に合わせたキャブセッティングでも、この日は結構濃かった。でも皆そう言っていたので、私だけではなかったようだ。でもこういう走りでは、プラグ9番はちときつかったかな?。

     但しかっとび系の走りは、やはりリスクが高く、負傷者発生。やはり私にはアベレージスピードの遅いアタック系の方が、精神的に落ち着くなあ。


'99 7月上旬
     あいにくの雨の日曜日、午前中近郊の馬追山周辺の作業道を、エンデューロの先輩とアタックごっこ。プラグは9番に落としてあるので、かぶってエンストこそしないものの、低速走行後はしばらくは、ブワーンではなくブブブブッと上まで回らず、上から下までちょっとふけが悪い。

     暖かくなったせいか、おまけに雨降りのせいもあってか、ガスが濃いのかな?。パワーバンド手前付近が特にかぶり気味で、パーシャル走行が全然安定しない。

     というわけで、自分で乗ったり先輩に乗って貰って意見を伺ったりと、キャブセッティングごっこ。M.J.を一気に15番も落とすなど結構いい加減なセッティングでして、下記はあくまで参考データですけど、変更後は上から下までブワオーンとなめらかに気持ちよく回り、実に快調快調!。

     ただスタンダードより全体的に薄めになったので、秋になったら元に戻さないとやばいかな?。

     スタンダード変更前変更後
    メインジェット225225210
    ニードルクリップ上から2つ目いちばん上いちばん上
    パイロットエアスクリュー1.5回転戻し1.5回転戻し1.75回転戻し

     ついでに、このバイクを買って以来初めてのブレーキフルード交換。ニップルの中が泥詰まり&サビサビで、ブリーダーチューブからフルードが全く出てこない!。仕方がないのでニップルの中へドリルのビットを突っ込み、またニップルを外してサイドの穴を針金でつつき、上と脇から穴掃除。結果、無事貫通。

     やっぱりニップルキャップは必須ですね(藪こぎするとすぐなくなるけど)。


'99 6月中旬
     オープンエンデューロの常連の皆さん(なんとエキスパート固定ゼッケンの方も含め猛者ばかり)に連れられて、アタックツーリングに行って来た。付いて行くのがやっとだったが、栗山周辺には絶対ないようなガレやヒルクライムや沢遡上などを存分に楽しめ、本当に面白かった。

     ただ延々とした沢走りでスロットルをあおりながら低速で走った後、登り坂でふかしたとたん、一発でプラグがかぶり死ぬ。やっぱり私の乗り方だと、10番のプラグはちょっと厳しいかな?と言う訳で、結局9番に付け直す(ただ9番で全開走行をずっと続けるとピストン溶けるぞ!と脅かされたが、私には別次元の話)。

     一日中集団の最後尾を走ると、埃がひどくて、帰ってきてからエアクリーナーのお掃除。スペアフィルターに付け替える。

     この日もフロントの接地感がないというか、動きがやはり渋い感じが気になったので、帰ってきてからフロントフォークのオイル交換。倒立サスのはやったことがなかったので、今回だけはショップ持ち込み(次回は自力でやろうっと)。昨年のオーバーホール以来たった8日位しか乗っていないのに、サスオイルはもろ墨汁状態だった。今後は2ヶ月に1〜2回位の頻度で替えないとだめかな?。

     交換後早速いつもの馬追山で試走。さすが鈍感な私でも、フロントサスの動きが良くなったのが分かり、うれしくなった。フロントが路面にしっとりと安定するようになった反面、今度はリヤがきょろきょろと落ち着かなくなったが、これの原因は火を見るより明らか。今履いている、よそで拾ってきた5分山タイヤのせいだ(タイヤまで予算が回らない)。また今度、サンダーでブロック側面を削って角だししなくては(あー面倒くさい!、貧乏くさい!)


'99 6月上旬
     エンジンのあまりのコンプレッションのなさに、思い切ってピストン交換。自分でやることも考えたが自信がないので、ショップに依頼。古いピストンは、下部が結構ぴかぴかと光っており、結構減っている状態。しかもリング周辺の上部は真っ黒で、思いっきり排気が吹き抜けた跡やら縦溝だらけで、結構きてました。

     ついでにプラグの番数を、現行の9番からスタンダードの10番に戻した。これにより高回転の伸びが良くなるとのこと(単に本来の状態に戻るだけ)。

     またまたおまけに、あまりに排気音がうるさいので、サイレンサーのグラスウールも交換。サイレンサーを開けたら、本来巻き付いているべきウールが、脱落してサイレンサー下部に堆積しているだけだった(これじゃーパンパンうるさい訳だ!)。ウールをパンチングパイプに巻き付けて、細い針金で固定し、アウターを被せ完了。

     ピストン交換&サイレンサーのリフレッシュで、特に低速トルクが今までとは別物になり絶好調(単に本来あるべき状態に戻っただけだが)。これなら一昔前の旧車とは言えこのバイク、まだまだバリバリいけまっせ!(と思う)。

     ただ他の人に乗って貰ったら、フロントの接地感が全然ない!と言われる。確かに言われてみればそうだった。なんかサスの初期動作が渋いというか、ちょっと引っかかる感じ。


'99 5月上旬
     春が来て、今シーズンもKTM始動開始。だいたい月2回位の頻度で乗っている。ただ、ちょっと低速トルクに不満(スカスカ!)。おまけにキックが軽く、手の小指で簡単にキックが下りる!ほどコンプレッションが下がってる。こりゃなんとかせねば!と思っていたところに、外車合同試乗会に参加して、最新鋭の新車125ccの圧縮感・低速トルク感にショックを受ける。ついに清水の舞台から飛び降りる覚悟(オーバーな!)で、ピストン交換を決意する。

'98 10月上旬
     日高エンデューロにて、昨シーズンのKTMは走り納め終了。貰ってきたばっかり&あまりの旧車なので、ちょっとだけ整備することにした。作業内容は下記の通り。

    冷却水・ミッションオイル交換。
     クランクケースがマグネシウムのため、冷却水には腐食したカスが一杯!。ウオーターポンプ周辺にもびっしりとこびりついていたため、ポンプのカバーを開け、インペラー周辺を楊枝等でつついてカスを落とす。取りあえず腐食を抑えるため一冬開けたままで乾燥し、春になってから水を入れた。

    ステアリングヘッドのグリスアップ
     まあまあグリスは残っていたけど、結構汚れていたので、やった甲斐はあったと思う。  リヤサスのリンク&スイングアームにはグリスニップルが付いていて、乗る度グリスアップしていたので、分解清掃は次回のお楽しみ。(単なる面倒くさがりやです)

    リヤタイヤにビートストッパー追加
     古いKTMのホイールには、リムの内側にビスが突き出しており、これでビートのずれを抑える仕組みになっている。でも低圧(0.5〜0.6)で走ることの多い私の場合だと、それでもやっぱりずれた。と言うわけでビートストッパーを追加した。


'98 9月
     中古のKTM君の納車の日。その時点で既に、フロントサスがかなりきている状態だったので(左右ともオイル漏れ)、行きつけのショップでオーバーホール。あととりあえずミッションのオイル交換(自分で出来るのはこれくらいしかない)。

     トルク感、パワー感、足つき等、いつも乗り慣れているPAMPERAとは良きも悪しきも180度違う乗り味に、びっくりするやらとまどうやら。果たして私に乗りこなせるのだろうか?。


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