オンタイム制は難しくない?

 初めてのエンデューロ参戦で初めてのオンタイム制。最初はちょっとびびり、ストップウオッチを持っていこうか?、マジックでタンクに予定時刻を書き込もうか?、タイム換算表要るかな?と、あれこれ不安に感じました。しかし蓋を開けると私でもとまどうことはなく、単なる取り越し苦労に過ぎませんでした。

 私の初日のタイムカードの記入例を挙げますが、後で思い出し思い出し作った表なので、多少の間違いはご了承下さいませ(あともっと下にもエンデューロテスト等のポイント記入欄があったのですが、ここでは説明上必要ないので省略しました。)。


 A,B,Cのタイムオーダー(規定時間)は当日の朝に発表されます。ちなみに'98大会は2日ともAでした。

 この場合スタートが7:05ですから、規定時間の41分を足した、7:46ちょうどに第一チェックポイントに着けばオンタイム。これより遅れたり早着すれば1分に付き60ポイントのペナルティーが付きますが、オンタイムの1分前後にチェックを受ければノンペナルティー。例えばここでは3分遅れていて、前後1分の誤差を引いた120秒がペナルティーポイントとなっています。

 そしてここではT.C.1を、3分遅れていてスタートしたので、次のT.C.2に、第1チェックポイントで書き込まれた7:49に規定時間の29分を足した、8:18に着くように走ればいいだけです。ストップウオッチもタイム換算表も電卓も必要ありませんよね。

 チェックポイントには大きな大会時計があり、たいがい数人がその手前で時間調整をしていたりしますから、チェックを受ける前に止まってもう一度タイムカードを眺め、前回のチェックポイント通過時刻+規定時間を暗算して(小学生の算数問題)、再確認するくらいの気持ちのゆとりが欲しいですね(これは私に対してですけど)。

 ちなみにT.C.5の10分とT.C.10の15分は、走行距離わずか400m。つまりピットタイムです。


 オンタイム制の良いところは、一度遅れたタイムを後でかっ飛ばして挽回出来ない反面、制限時間に余裕がある区間では、目を三角にして林道をかっ飛ばす必要がない点です。ハイスピードな展開だった'98大会でも、中間ピットや公道走行がある区間は、スピード系が苦手な私でもオンタイムで走れましたから、そこだけは比較的リラックスして走行出来ます。これが道内のオープンエンデューロで一般的なヘアスクランブル方式だと、私なぞ集中力が6時間もとても続かず、途中で路外にクラッシュする危険性が非常に高くなります。

 完走だけを目指すライダーは、なるべくスタック場を速やかにクリヤする事だけに集中し、林道はマイペースで冷静に走る。またトップを目指すライダーは、一日に4回ある、一回数kmのモトクロステストorエンデューロテスト(早い話がラリーのS.S.)で全力疾走をすればよいのです。全力疾走と言っても結構テクニカルなコースで、せいぜい3速全開が関の山、こけてもリスクは少なくて済みます。

 つまり林道で時速100kmも出してかっ飛ばす必要がないので(そんな所で飛ばしてもほとんどタイムを縮められないばかりか、場合によっては早着になるだけ)、いろんなペースのライダーが共存して安心して走れます。大会主催者の負担は確かに多くなるでしょうが、もっと道内のエンデューロでも、オンタイム制を取り入れて欲しいものです。


 但し一日の総ペナルティーが3600(早い話が1時間)に達したり、5分以上早着すると失格となりますのでご注意下さい。  またタイムカードを無くさないように、そして取り出しやすいように、タンクやハンドル周辺にタイムカードホルダー等を付けておくと良いでしょう(ホルダーがクリヤならなおよし)。私は小さめのウエストバックをタンクに結わえておきました。 


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